清酒の起源

友人と飲んでいると、突如「清酒の発祥の地ってどこか知ってる?」と聞かれました。
「えー灘か伏見か?」
「近いけどブブー」
正解は伊丹だそうです。江戸の頃に大阪の伊丹の蔵元がそれまでの濁り酒(どぶろく)から清酒を造るようになり、江戸にも下ったとか。
伊丹に酒蔵という印象がなかったので意外でした。現在は2つ蔵が残っているそうです。

もう少し調べてみると、この「清酒発祥の地」は奈良にもありました。
奈良の正歴寺に室町時代に清酒を醸造したとする記録が残っているとか。
奈良で生まれた清酒造りが伊丹へ伝わり、大々的に広がっていったのでしょうか。

そこから「鬼平が出す酒は清酒か濁酒か」「茶碗は筒型か朝顔型か」と議論が始まりました。
鬼平犯科帳のなかでおまさなど密偵たちが鬼平の元に駆けつけると、鬼平が「まず飲め」と湯呑茶碗に酒をなみなみ入れて差し出すのです。私は清酒で筒型と思っていたのですが。
下らない議論で一献は続きます…。

池袋 もり山 Moriyama

席数5席の小さな割烹 Japanese private restaurant with 5 seats

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